導入事例

case study 国際モーターショーにおけるデジタル展示物 顔ハメ画像合成プログラム構築プロジェクト

[国際モーターショーにおけるデジタル展示物 顔ハメ画像合成プログラム構築プロジェクト]

プロジェクト概要

ブラジル・サンパウロ、アルゼンチン・ブエノスアイレスの国際モーターショーにおける、トヨタ自動車ブースに展示される海外向けコンパクトカーのプロモーションアトラクションに使用するプロジェクトです。

『Etiosの有るライフスタイル』をイメージさせる映像を、実車をベースに制作した大型モニターに映し出し、その映像を見ている来場者を筐体に埋め込んだカメラで撮影。映像終了後の画面に撮影した顔を顔ハメ画像に加工して表示させるというサプライズアトラクションにおける、システム・ディレクション及びコーディネートを行いました。

ソフトウェア開発

ソフトウェアの概要は、指定のタイミングでカメラを起動させ、顔認識プログラムから被写体を認識し撮影を行います。
そこで撮影した画像の顔の部分のみを切り抜き、テンプレートとなる背景画像に合成し、大型モニターに表示する画像ファイルを生成するというもので、顔認識プログラムの精度を上げつつも限られた時間内でCG合成を行わなければならないなど、いくつもの高いハードルがありました。
悪条件下で行った検証の際にも正常に稼働するようにチューニングを行うなどした結果、いかなる環境にも対応可能な仕様にすることを実現しました。

ハードウェア

今回のアトラクションでは、自動車のボンネット内に筺体を収める必要があったのでマシンの性能とサイズなどのバランスを考えつつハードウェアの選定を行いました。また、南米への輸送はコンテナに搭載され船便で行われるため、衝撃に弱い通常のハードディスクは使用せず、衝撃に強く耐環境性が高いSSDをRAID構成で使用するなどの対策も行いました。
撮影に使用するカメラは限られた時間内で撮影を行うためオートフォーカスの性能が高く、大型モニターに表示させるため画素数の多い事などの条件を満たす機種を選定し、今回の特殊な使用方法に対応するかを調査して機種を決定しました。

Etios Debut in Argentina at the 6th Buenos Aires International Motor show

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